2007年2月 7日 (水)

やっぱり、食べなあかんもん

節分には、何を食べますか?焼きいわし!炒り豆!丸かぶり寿司!

年越しそば!なんてのもあります。吉田神社参道には、河道屋さんがテントのお店を出してはります。その中で頂くお椀のお蕎麦は、辛味大根の味がピリッと効いて大人にはおいしい。子どもの頃、これはイヤやったけど、今は大好きです。

丸かぶり寿司は恵方(今年は北北西)に向って食べます。更にうちでは、だまって食べるんです。私が実家で小さい頃からやっていた習慣なんですが、なんとも奇妙な光景です。

太巻きのお寿司を丸ごとかぶりつきながら全部食べるというのは、子どもにとってなかなかの試練です。お茶を飲みのみ、必死で食べました。というのも、兄弟で早く食べたものが、必ず遅い人の前で変な顔をしたりして、笑わせようとするんです。我慢しきれず吹き出してしまって、怒られてしまったこともありました。

何でだまって食べてたんでしょうかね。これを言うと、「恵方を向いて丸かぶり寿司は食べるけど、だまってなんかせえへんで」という方が多いです。うちだけやったんやろか?父の実家も、母の実家もそうやっていたらしいですが・・・。

節分に近い頃、初午には、これを食べなあかんもんというのが、おいなりさん畑菜のからし和えです。

これは、初午の祭礼がある、稲荷神社にいわれがあります。子どもの頃には「コンコンさん」といなり寿司のことを言ってました。そういえば、稲荷神社のことも「コンコンさん」やった。商売繁盛・家業隆盛・従業員の安全を祈りながら、この日に食べます。

畑菜はちょっとほろ苦い感じのする、菜花なんかと似た感じの野菜です。からしが狐の好物だとか?何でか分かりませんが、これを食べます。冬のビタミン補給によいと思いますが、母の節によると・・・「冬はこもりがちで、頭がぼーっとしてるやろ。せやし、そろそろ春やで、って目を覚まさんとあかんし、これを食べるんや」と言ってましたが、ほんとかうそか。でも確かに目の覚めるような味です。これも子どもの頃はイヤやったなぁ。

初午は2月の最初の午の日で、新暦でいうらしく、節分と重なる時もあります。昔は年の変わるのが立春からだったので節分には重なることはなかったでしょう。(そのもっと前には旧暦の2月の初午だったそうで、尚更・・・)でも、節分と初午が重なった年には、どっちも食べなあかんので、寿司飯を、巻いたり詰めたり・・・。この日にこれを食べるというのは、献立を考えなくていいので楽ですけどね。

「節分と初午が近い年は、火事が多い」という言い伝えもあります。3日と5日かぁ、今年は近いなぁ。火の用心!火の元に気を付けましょう。

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2006年8月21日 (月)

地蔵ボン!

20日(日)は町内の子どものお祭り、地蔵盆でした。19日からやっている町内もありますし、来週の土、日というところもあるでしょう。

Jizoubon お地蔵さんの祠の前には祭壇が設けられ、お菓子やジュースなどお供えが並べられ、その奥には新しい前掛けにお着替えをされ、お化粧をされたお地蔵さんがニッコリ座っておられます。このような提灯をさげてテントを張り、車の進入を禁止にして道いっぱいに子ども達が遊びます。

知らなかったら、この日は京都のあちこち思わぬところで車は通行止めに遭いますので、ご注意くださいね。

この頃は子どもの数はほんとに減ってしまって、大人ばかりの地蔵盆になっているところや、よその町内の子どもを借りてしているところもあるとか。

うちの辺りも私の頃に比べると子どもの数は半分ってところです。なのに町内のいろんな企業から寄付してもらえるので、ハンバーガーショップのプリカや図書券、文房具券やら結構いいものがもらえたりするんですよね。でも、福引など景品のおもちゃも好みや年齢など難しくてお買い物の担当も大変です。そこで、いろいろ趣向を凝らして町内の大人たちは子どもを楽しませます。

Pongashi 今年はポン菓子屋さんをよんでもらいました。

「昔はリヤカーで来はったやんなぁ」と大人はビックリしてました。

お米と砂糖を炉(?)の中に入れしっかりふたを閉めて・・・グルグル回っているのを見ているとおじさんが圧力メーターを見ながらゴソゴソ大きな籠をとりつけ始める。そうすると知っている子は耳をふさぎだす。何か分からんけど、お兄ちゃんお姉ちゃんの真似をしてると「音がしますよー」とおじさんの声がかかる。

ボンッ!

やっぱり大きい音にビックリ!籠の中にはポン菓子がいっぱい出てきてるのを見て、またまたビックリ。遠巻きに見ていた子たちがそばへ寄っていくとできたてのポン菓子をちょっと手にのせてもらってつまみぐい。「あつあつやなー。」

スーパーでもお菓子売り場でポン菓子は見るし、あちこちで売っているので、食べたこともあるんだけど目の前でどんな風に作られるのか見るのは初めての子もいて、楽しそうでした。

昔懐かしい雰囲気に包まれて、むかーし子どもだった人たちも童心にかえって楽しんでくださっています。こうやって集まれると、町内のこともいろいろ教えてもらえますし、顔見知りも増えて、お互いなにかあったときも安心かなとも思います。

スイカ割り・かき氷・あてもの・射的・おやつ・・・他にもいろいろなお楽しみがたくさん!

毎年子ども達は地蔵盆が楽しみなんやなぁと思うのは、みんな中学生になっても来ることです。部活が終わって汗だくで来てかき氷をほおばっている子もいるし、小さい子と遊んだりもよくしてくれます。「手伝うてや」と言われてもいやがりません。ご近所でも役に立てることが何かひとつでもあるということが、きっとうれしいんでしょうね。男の子も風船ふくらましなどで力を発揮し、小さい子の尊敬の眼差しを感じて得意そうです。女の子も面度見よく小さい子をよく見てくれます。きっと自分達がしてもらっていたように、大きい子たちにしてもらったことを順番にしてくれているんだなと思うと、微笑ましくほんとにうれしいです。高校生になっても手伝ってくれますよ。

子どものために一生懸命してくれる大人の姿を見て、安心してこの地域で育ってくれるでしょう。私自身もこうやって地蔵盆で楽しませてもらった思い出があるので、同じようにしたいですね。

さて、9月には小学校区ごとに行われる区民体育大会(=町内運動会)もあります。地域行事の大きなイベントのひとつ、実はうちのシュジンは先月から運営のために忙しいのですよ。。

“地域力”が大事といわれてきている世の中ですが、こんな風にして地域の行事を大切に続けてしてきていることも京都のよさかなとも思います。

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2006年1月18日 (水)

さかさまやない?

お正月にお雑煮やおせちをいただくとき、それからうちでは小正月の十五日までを松の内として食事をする時は柳箸(祝い箸)を使います。<松の内に関しては7日までとするところが今は多いんでしょうかいろいろあるようですが、私の周りでは15日のようです。>

この柳箸(祝い箸)は柳の木でつくられており、箸の両端が削られています。これには、片方を神様がお使いになりいっしょに食べ物をいただくという思いがあるんです。

元日の朝、お雑煮を祝う(食べると言わないんですよ)用意をしていたら、息子がこんな風に祝い箸を置きました。 Iwaibashi1_2 皆が「さかさまやで」と注意したんです。確かに箸袋の左から箸が出ているのは、お箸は右手で持つという常識から言うとおかしいです。箸袋の“わ”が上で開きが下なのも、おめでたい時にはいけません。

しかし、あながち間違いではないことが書いてある本があったんです。

『京のあたりまえ』 岩上 力(いわがみ つとむ) /光琳社出版

こんなことが書いてありました・・・

「箸紙にも京風があるのどす」
京都ではあらたまった席には、本来水引のかかった箸紙が使われていました。・・・お作法上水引をかけたものを横にするのはおかしいことで、縦向きに置くのが正式なのです。

そして、ややこしくなるのですが、物事の陰と陽の考え方で箸紙の折り方で向かって右が上になる(“わ”が右に、着物と同じように考えてみてください)ようにし、水引をかけ京都では箸を下から差し入れる形になるそうです。左が上だとお悔みになってしまいます。ところが、関東式(というか市販のほとんどはこの形でしょう)は上から箸を差し入れる形になっています。

Iwaibashi で、お箸を横にすると、こうなります。

上は関東(一般的)風で、下は京都風ということになりますが、これに水引はどっちが上向きかおわかりになるかな?

今右になっているのが上です。

ああ、ややこしや~。しかし京都風の考え方ではこういうことなのだそうです。

京都では・・・。自分が使用する反対の、もう一方は神様がご使用になるものなのです。そして、その神様の方を常に神聖にするため、箸紙にお箸を差し入れた時には、その方を紙で包んで水引をかけるのです。

うちはスーパーで買ってきたものなので、箸袋の合わせからいっても関東風だし息子が置いた置き方はおかしいのですが、こういった京都のこだわりは箸紙ひとつにも伝わっているものがあるのかあと、今さらながら感心しました。

この本『京のあたりまえ』 岩上 力(いわがみ つとむ) /光琳社出版 は2~3年前主人が買ってきて読んでいたんですが、ここんとこいろいろ調べるのに読んでいます。大変勉強になりますし、うなずけるところはたくさんありますが、ちょっと堅苦しくて、京都のもんはこんなんせなあかんのかなと悩むところもあります。こういうことは、ある程度自分とこなりに、家ごとに伝えていけるところは伝えていこうか、ということにしといてください。

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2006年1月15日 (日)

小正月、小豆

一月十五日は小正月と言います。注連縄や松飾りもこの日にはずすところも多いのではないでしょうか。小正月は女正月とも言い、お正月に忙しくしていた女の人がやっとゆっくり過ごせるようになる日なのだそうです。現代のお正月の過ごし方を考えるとあんまりそういう気はしないかもしれませんが。

この日は『小豆粥』を食べます。Azuki_gayu

神さんにもお供えして・・・

七草粥についても思うのですが、お正月にご馳走を食べすぎたお腹の調子を整えるという先人の知恵を伝える食べ物の習慣がちゃんとあるんですね。

七草粥についてはもうひとつのブログ『このはなみ★録』の[七草のうた]へもどうぞ。

小豆には体の毒素を排出する作用があるのではないでしょうか。私が小さい頃、はしかにかかったとき祖母が小豆の煮汁を布に浸して身体を拭いてくれたということを聞いたように思います。ほんま民間療法ですね。調べてみると赤い色はアントシアニンという色素で強い抗酸化作用があり、またサポニンという成分は利尿作用、豊富な食物繊維は便通をよくするなど解毒作用があります。古代、小豆は薬とされていたんだそうです。

この“おかいさん”を食べたらお正月は終わり、うちは雑煮椀をしまいます。祝い箸を使うのもこの日までです。

ところで、一月十五日は休日法でハッピーマンデーが出来るまでは、成人の日で祝祭日でしたから『三十三間堂の通し矢』はこの日に行われていました。今年は成人の日は9日でしたが、15日がちょうど日曜日にあたりましたので、『通し矢も』この日に行われました。<2005年の通し矢 京都新聞の記事>東山の三十三間堂(正式名称は蓮華王院)で60メートル先の大的を矢で射るというものです。新成人の行事でもあり、全国の弓道家の大会でもあります。通し矢には出なかったものの弓道初段の私にとっては懐かしい。(今はまったくやってませんが)

また、同日に三十三間堂(正式名称は蓮華王院)では楊枝(やなぎ)のお加持祈祷が行われます。この日拝観は無料で本堂に入れます。

ん十年前に行った事があるのですが、その中には1001体の千手観音さまが並んでいて厳かというより畏れを感じました。中央あたりにくると柳の枝のようなもので浄水をかけていただくのですが、これが“頭痛封じ”に効くらしいですね。若い頃は関係なかったのですがこの頃は頭痛のタネが多いので、行っておけばよかったかな。

【訂正1/22】調べてみると、三十三間堂の千手観音さまの数は千体ではなく正しくは千一体でした。本文中も訂正しました。

ところがしかし、祖母が「三十三間堂の神さん(?)は小豆が好きやさかい、行く時には小豆粥食べたらあかんねんで。」と言うてたことがあります。これは他では聞いたことがないので本当にある言い伝えかわかりません。京都では結構、この神さん事にこれは食べたらあかんといわれるものもあるので、どなたか知っておられる方ないでしょうか?

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2006年1月12日 (木)

商売繁盛、たのんまっせ!

十日戎で、8日から12日まで神事が行われ、商売繁盛祈願にくる人たちで大賑わいの「京都ゑびす神社」<HPはこちら>に9日、行ってきました。ここも毎年行きます。Ebessan2

境内を入ると、両脇にお店が並んでます。Ebessan3 でも・・・間からのぞくと二の鳥居にこんな白い布がかかってますねー。

実はここにえべっさんのお顔と「福箕-ふくみ-」(竹などで編んだちりとり)が揚げてあるんです。なんで白い布で隠してあるのか?というのは、数年前くらいから、この福箕にお金を投げ入れると願いが叶うといわれるようになってるらしく、混雑する十日戎の間は危ないのでこれを禁止しているんですって。私も今年初めて知りました。

押すな押すなの混雑で(おしあいごんぼと義母ならいいますね)やっとお参りをすませると本殿の左手に向かって進みます。横からもお参りせんとあかんのです。それもバンバンッと叩いて・・・Ebessan4_1

これも十数年前まではもっと古い板でしたが、作り替えられてます。私の小さい頃から父に教えられてみんなやってましたから、ん十年前からですねぇ。「たのんまっせ!」と大きい声でこの板を叩きながらお願いするんです。「ゑべっさんはな、とても長生きしはったから耳が遠なってしもたはってな、こうやってお願いせんと聞いてもらわれへんのやで。」と教えられました。子供の頃ちょっと恥ずかしかったんですが、「いらっしゃいませ」「こんにちは」「ありがとうございます」の挨拶も恥ずかしがってて小さい声ではあきません。そんなことを父は教えたかったのかもしれません。

さて、肝心の福笹を頂いて、そこに縁起物の福飾りなども好みでいくつかつけてもらえます(買うのですが)。それから、参道に出ているお店でこの様なものが売られています。 Ninkiyose1jpg

Ninkiyose2“人気寄せ”といいます。わらで作った傘の中に人形がぎょうさん付いていて、これも福笹につけます。傘の大きさと人形の数がいろいろありますが、これを段々大きくしていけるように商売に精を出さなあかんということもあります。京都でお店に入られると神棚や入り口の近くにこれが上げてあるところが多いと思います。きっと何軒も見つかりますよ。

♪~「商売繁盛で笹もってこい!」この福笹は京都のゑびす神社で起こって広まったといわれています。今年の笹はまた来年ここへもってきて納め、新たに頂いて帰るのです。

それはそうと、お賽銭に笹に縁起物、人気寄せ…ここでもお参り代はけっこう要りますよー。商売繁盛の神さんやしとケチケチ言うてたらあかんのやけど、「えべっさん」はほんまに商売繁盛してはると思います。それにあやかりたいと、それなら賑やかにやりましょうといった商売人のお祭りのようですね。

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2006年1月 8日 (日)

伏見のお稲荷さん

元日には、氏神さんへ初詣に行きます。そして、商売繁盛のお参りはここですね。

京阪電車(おけいはん)に乗って…伏見稲荷の駅は朱色の柱やなど神社の雰囲気がInari_eki_1あります。

Husimi_inari1_1

『京都伏見稲荷大社』は全国でも初詣の人が多く訪れることで有名です。3日に行きましたが、多かったですね。 Husimi_inari3_1

本殿のしめ縄には稲穂がいっぱいついています。さすが、お稲荷さんです。

ところが、商売繁盛の祈願だけでなくこの辺りには、こんなお願い事ができる神社が近くにあります。それをご紹介。

まずは『東丸(あずままろ)神社』 Azuma_maro_jinja_1

伏見稲荷の境内に隣接しています。本殿の石段を降りて、拝殿のすぐ南にあるので、お稲荷さんの中にあるのだと勘違いしてしまいます。

由緒書きによると…

祭神は荷田東丸(春満-あずままろ-)大人、正月三日この地に誕生。歌道、書道に秀でて博学、書物も多数書いており、大人の学業を偲ぶ有志の人々によって荷田邸のあったこの地に社殿を創建し「学問守護」の神として広く崇敬されることとなりました。

とあります。ちょうどこの日は生誕祭でもあったのですが、この時期は『合格祈願』で訪れる人が多かったです。境内には合格祈願の絵馬がほんとにたくさんありました。

さて、お稲荷さんの本殿に戻り、向かって左を通りお札さんを買って、裏の方へ廻るとHusimi_inari2_1

お社に名刺がいっぱいはさんであるのを見ます。これは、なんかいわれやご利益があるんでしょうか。聞いたことはなくてしりませんが、おもしろいです。他にもこんな所あるんでしょうか?

そして、さらに奥に行きますと、『千本鳥居』で有名な稲荷山のほうへ行く石段がありますが、(“おもかる石”も千本鳥居を抜けたところにある奥の院にあります。)そっちへは行かずに境内を出てしまいます。すぐ右手に池があって、鴨やゴイサギがのんびりしてます。向かいに茶店もありますが…

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正面を見ると、『産場稲荷』があります。Sanba_inari1_1

Sanba_inari3

ここでは、安産のお参りをします。拝殿は石垣の上に一段高くなってるんですが、足元あたりにこのような狐の穴といわれるものが12ヶ所あります。拝殿の正面より裏を廻ってグルリと1月~12月までと書いてあり、赤ちゃんが産まれる予定日の月の穴に向かって安産祈願します。この穴の中で子供を産んだ狐がたいそう安産だったらしく、そういったことから安産の神様として信仰されています。

それと、もうひとつの言い伝えですが、Sanba_inari2

お供えしてあるロウソクの燃えたあとのものを持ち帰り、産気付いたときに点すとお産が軽くてすむということが言われています。うちも主人が一生懸命できるだけ短いのを探して、頂いてきてくれました。

安産=子孫繁栄=家内安全=商売繁盛ということで、ここをご存知の方はお若いご夫婦でなくてもお参りにいらっしゃってます。

ではまた、お稲荷さんの境内にもどって参道を歩きます。(混んでいるこの時期は一方通行で表参道を戻れません)

Inari_suzume

やっぱりこれを食べないとあきません。この写真の右上“すずめの焼き鳥”です。(左の少し大きいのはウズラです。)お稲荷さんは元々五穀豊穣を祈る神さんなので、お米を食べに来るスズメは大敵ということですずめを焼いて食べるんです。ここら辺の何軒かのお店で売られています。稲福さん・花の家さん・日野家さん・表参道出たとこの祢ざめ家さん。どちらもおうどんやいなり寿司、丼物なども食べられます。しかしこの日はどこもいっぱいだったので、買って帰りました。実は私しか喜んで食べないのです。ちょっと残酷な気もしますね、まるごとの姿なので。骨がかたいので、歯が悪くなったら食べられそうにないですねぇ今のうちです。こうばしくてなかなかオツですよ。

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我が家のお雑煮

さて、京都のお雑煮は白味噌で…は、皆さんよくご存知のようですね。で、これが我が家のお雑煮です。

Zouni

ほんま、色気のないお雑煮です。丸餅が狭っくるしそうに入っています。お椀の大半を頭芋が占めるのです。でも今年のは小さいほう。「今年はお餅が入るやん」と皆、喜んでいましたから。“人の頭になるように”という願いを込めて、この頭芋を入れます。だから大きい方が験がいい。そう言うてても、毎年家族からはブーイング。主人曰く「頭でっかちもいかんで」と、物は言い様、取りようですね。それで今年は少し小さい?でもこれ、蒸すの大変なんですからね。3年前圧力鍋を買ってから、すごい楽になりましたが、実家では昔、母がガス炊飯器で蒸す裏ワザを考え出しましたがあれはよかった。とにかく蒸す時間がかかるので忘れてしまって焦がしかけたり、中まで柔らかくならなかったり、柔らかくなったかためしているうちに串の穴がブツブツ開いたり、いろいろやってますから、もう。

この頭芋に関して、ラジオでも毎年アノ茂山家の千三郎さんもおっしゃってます。「あれは行(ぎょう)や」と。でかいし、なかなかお餅も食べられへんし、あんまり白味噌の味が滲みなくておいしくないし、確かにこれを子供の頃全部食べるのは辛かった。「大変な思いをしてこそ人の上に立てる人間になれるということや」と子供に言うと、「タイヘンなおイモ食べてこそかぁ」ですって。ははぁ、なかなかやで。

Kasira_imo

皮を取る前、普通のお椀と比べてみると、こんな感じです。

この頭芋の茎である“ずいき”も、よく炊いて食べます。

雑煮大根は細い小さめの大根を皮を剥かないで、丸く輪切りにして入れます。細く長く丸くの意味で。

Zouni_daikon

こんな大根です。お正月前しか見ませんね。今年のは葉付きだったので、上手にとっといて七草粥の時入れるとします。<七草粥の話題はブログ『このはなみ★録』へもどうぞ>

それが、主人も私も京都生まれの京都育ちなのに丸餅を焼くか焼かないかで、ひともんちゃくするんです。私は焦げ目がつかないよう焼いて入れたい。主人は餅がドロドロになるほど白味噌の中で炊いてしまうんです。(あと、こびりついてかなんのやけど)これはどうしても相手に合わせられなくて、新婚当初から侃々諤々やってます。この頃では娘は主人派、息子は私派で両派勝手にすることになり、落ち着きました。

白味噌の出汁は昆布のみ。それで、糸鰹を好みでのせます。色気がほんまにありません。でもやはりこれがないと、お正月という気がしませんね。

京都の白味噌のお雑煮と言っても、お家によっていろいろ違うところもあると思います。また、実家では3日間白味噌で、4日目に水菜のすましでしたが、今は、主人の実家と同じく、3日目は干椎茸と高野豆腐を刻んで甘く炊いたものと三つ葉のすましのお雑煮にします。全国のお雑煮はまた、楽しいものもあるでしょうね。皆さんのところはいかがですか。

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2005年12月30日 (金)

お正月準備!

毎日、大忙しです。でも楽しい、おせち作り。たいしたものは作れませんが、出来るだけ手作りをと毎年頑張っていたら、子供たちもよく手伝ってくれるようになりました。その中でも娘が得意とするのが、『ごまめ』。炒るのに大変時間がかかるのですが、気が長ーい長所(?)を生かして、ほんとに上手にパリッと炒ってくれます。こうばしくておいしい!つまみぐいばかりして、味をつける前に随分減ってしまうので、困りますが。 Gomame_1

手でこんな風に折れるくらい Gomame_2

では、例の黒豆は・・・。Kuromame_ni_1

なんとか、煮えたようです。

昨夜から漬けておいて朝から煮始め、水を差しながら8時間はかかりました。「お豆さんは躍らせたらアカンねんで」とよく言われます。

Kuromame_ni2 この“おとし蓋”は秘密兵器。穴が数ヵ所開いていて、これがいいみたいです。毎年使うので、真っ黒になってます。

小さい頃。黒豆を炊く時期が近づくと、「サビ釘さがしてきて」と言われました。昔はあちこちに落ちてたんですよね。サビ釘っていうのは黒豆の色をよくするのに入れて一緒に炊くんですが、多分“酸化鉄”の意味だと思います。でも最近そんなもの落ちてませんし・・・。そこで、うちは鉄鍋で炊くことにしてます。さて、これはこのまま一昼夜漬けて味を滲ませます。

数の子は塩抜きして薄皮を取り、酒と醤油に漬けました。大鍋に出汁をとっておき、明日は朝から皮を剥いたり切ったり、煮たり、炊いたり、蒸したり、野菜くずを使ってかやくご飯とおそばの夕食はお決まりですが、その間水周りと玄関の掃除して、お墓参りに行って、おせち詰めて、最後は毎年、台所の掃除をする頃には除夜の鐘が鳴ってます。今年は紅白ゆっくりみられるかな?

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2005年12月25日 (日)

都大路を走る!

師走に走る!今日は『全国高校駅伝』。先日の大雪からここのところ昨日まで寒かったのに、今日は少し陽も差して暖かくなりました。選手の方達にとっては体調を整えるのに大変だったでしょうね。ここ数日は西大路通りを各地のチームがランニングする姿をよく見ました。

京都の道路はところどころ交通規制となりますが、毎年多くの人たちが沿道に出て応援します。新聞社の小旗を手にしている人もいます。この日が近づくのもヘリコプターの音などで感じるのですが、師走の行事として定着し、もうこんな日なんやねと思います。

年明け1月15日は全国都道府県対抗女子駅伝も開催されます。2月には全国車椅子駅伝と底冷えの冬の京都の名物行事となりました。

そういえば、アテネオリンピック金メダリストの野口みずきさんも全国都道府県対抗女子駅伝に過去出場したり、オリンピック前も雨の日のランニング練習に長ーいアーケードのある“三条商店街”を走っていたり、京都の応援を受けて頑張ってくださっていたこともあるんです。京都のもんは何でか、走る人を応援したくなるんですねぇ。その野口さん、オリンピック行きが決まる前は、よくうちの会社の前をコンビニの袋をぶらさげて歩いてはったそうです。

85歳の義父は出掛けて行って見るんです。目が悪いので全然選手は見えてないんですが、「寒いのに若い人が頑張ってるのを応援せんとな。」と。私達ははついついTV観戦、おじいちゃんまた「TV映らはるかな」なんて言いながら。

義父の語録を作ったら結構おもしろいかもしれないなと思っています。京都のことや染色のことまだまだ教えてもらわないと。

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2005年12月22日 (木)

とうじ・・・

今日は一年のうちで一番、日中が短い日『冬至』です。ほんとに寒い日になりました。昨夜からの雪降しの強風が今朝からの大雪になり、午前中で町全体が真っ白になりました。1222yuki

午前11時、あっというまにこんなに積もりました。

「今日はこれを食べなあかん」というのが京都にはけっこうあるのですが、『冬至』にはかぼちゃ、“おかぼの炊いたん”を食べないといけません。

今年は『いとこ煮』にしてみました。Itokoni

小豆と一緒に炊きます。『いとこ-』の云われは・・・

小豆とかぼちゃの種類が近しいからという説を聞いていたんですが、種類って?と思ってました。最近スーパーなどでも行事の食べ物についての解説などが売り場に貼り出してあったりしてよく読むんです。

地方によってはかぼちゃと小豆以外のものも一緒に炊くところもあるそうです。硬いものから おいおい 炊いていくということから『いとこ煮』と言うそうな。勉強になりました。

小豆はよく炊くので半分を冷凍しておきます。でもまた1月15日の小豆粥の時にも炊かなくては。

そして、お風呂には『ゆず』を浮かべます。Yuzu

「とうじ」=冬至=湯治とかけているようなところがあるようです。暖まりますもんね“ゆず風呂”

皆さんも風邪など召されませんように。

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